一括見積りを依頼してみると分かりますが、引っ越し料金は、各引越業者さんによってかなりの開きが出てきます。
この記事では、引っ越し料金が決まる5つの要素と、引っ越し費用を安くする方法について解説していきます。
引越し料金を決める5つの要素
引っ越し料金が決まる要素は、転居先までの移動距離やトラックの大きさなど、いくつかあります。
どこまで細分化するかにもよりますが、大きく分けると、
の5つ辺りになります。
さて、これらを引っ越し費用を削減し易いと思われるランキングにしてみましょう。
引っ越し費用を安くしやすい要素ランキング
第5位:転居先までの移動距離
引っ越し日数も決まってくる
第5位の要素は、転居先までの移動距離です。
転居先までの移動距離は、引っ越し料金の決定にとても大きく関係します。
さらに、移動距離によって、引っ越しがその日に終わるのか、翌日・翌々日までかかるのかという、引っ越しにかかる日数まである程度決まってきます。
業者さんによっても違うでしょうが、東京からでしたら、その日に引っ越しが終わる限界距離は愛知県辺りまででしょう。
しかし残念ながら、転居先までの移動距離はどうやっても変えようがありませんので、引っ越し費用削減とはあまり関係ありません。
他の要素で、なるべく安く引っ越せる様に考えていきましょう。
第4位:作業員さんの人数
ちょっとやそっとの荷物削減では…
第4位の要素は、引っ越し作業員さんの人数です。
訪問見積もり時の荷物量で作業員さんの人数は決定されますので、なるべく荷物量を少なくできれば、作業員さんの人数を減らす事も可能ではあります。
そうなれば、かなり引っ越し費用を節約できるでしょう。
しかし、ちょっとやそっとの荷物量削減では、なかなか作業員さんの人数まで減らすのは難しいのが現状です。
思い切って大型の家電製品を複数売るか捨てるかできる状態であれば、人数を減らせる可能性は出てきますが…
自分や知り合いが手伝うのは考え物
また、「自分や知り合いが引っ越しを手伝うから作業員さんの人数を減らす」のは、止めた方が良いと思います。
筆者は何度も引っ越しを経験していますが、引っ越し作業員さん達は本当に手際良く梱包・運搬をされる、プロフェッショナルです。
独自の社内ルールなども有る事でしょうし、そんな中に素人が入るのは、残念ながら逆に邪魔になるだけなのではないでしょうか。
この要素からも、引っ越し費用削減は難しそうです。
さて、第4位までははなかなか引っ越し費用の削減は難しかったのですが、第3位以降は、現実的な節約効果が期待できます。
第3位:トラックの大きさ
トラックサイズは引っ越し費用に大きく関わる
第3位の要素は、トラックの大きさです。
引っ越し用トラックの大きさは、引っ越し料金の決定に大きく関わってきます。
もちろん、トラックのサイズが大きくなればなるほど、料金も高額に。
大きいトラックが選ばれやすい
トラックの大きさも、訪問見積もり時に決定されます。
そして経験上、ある程度余裕を持って、ワンサイズ大きいトラックが選ばれる事が多い様に思います。
荷物量の査定ミスで、全部積み切れないと困りますからね。
トラックの大きさにも、2トン<2トンロング<3トン<3トンロング<4トン… などと、様々な種類があります。
不要な荷物を捨てたりリサイクルしたりして、頑張って荷物量を少なくする事ができれば、ワンサイズ小さいトラックの料金になり、引っ越し料金を大幅に安くする事も可能なのです。
“引っ越しは断捨離のチャンス“ぐらいにポイジティブに考えてみると良いかもしれません。
また引っ越す可能性がある方は、「今回の引っ越しで使ったトラックの積載量」を覚えておくと、次回の引っ越し時の目安になると思います。
第2位:オプション作業費(不用品回収・エアコン関連等)
色々なオプション作業がある
第2位の要素は、オプション作業費です。
引っ越しのオプション作業には、梱包&開梱(荷解き)作業やエアコンの取り外し・取り付けなど、様々な作業があります。
大型の分解できない荷物(ベッド、ピアノ、大型冷蔵庫など)が玄関から搬入できない場合は、クレーンで釣り上げて窓から搬入するなんていう、大掛かりなオプション作業になる事も。
こういう回避不能なオプション作業費は節約しようがないですね。
しかし、荷物の梱包と開梱など、自分でできる範囲の事はなるべくやって、しっかりと引っ越し費用の節約をしていきましょう。
自分で専門業者に頼んで節約!
さて、不用品の回収やエアコンの取り外し・取り付けなどは、実は引っ越し業者さんを通さなくても、ご自分で専門業者さんに依頼して、費用を安く済ませる事も可能なのです。
各種専門業者さんの探し方ですが、筆者のおすすめは、ズバリ【くらしのマーケット】 です。
全国対応で、引っ越しに合わせてエアコンクリーニング、ハウスクリーニングなどを依頼したりもできますし、遺品整理や格安引っ越し自体まで、多種多様な専門業者さんを簡単に探す事ができて、非常に便利。
筆者は大体、エアコン取り外しと取り付け、エアコンクリーニングなどは、ここで探した専門業者さんに格安で依頼しています。
第1位:引っ越しの時期や時間帯
季節や時間帯の影響は思ったより大きい
第1位の要素は、引っ越しの時期や時間帯です。
引っ越し料金は、卒業・入学や異動が多い3~4月にはかなり高額になってしまいます。
月末・月初、週末かどうか、大安吉日かどうかなどでも、相当値段が変わってくる事も。
また、引っ越しの時間帯でも料金は変わります。
簡単に引っ越し費用の節約が可能
月単位で引っ越し時期を変えるのは難しい場合もあると思いますが、その他の条件ならば、少しの知識で誰でも簡単に、かなりの引っ越し費用の節約が期待できます。
他の節約要素よりも断然楽に実行できますので、今回第1位に選びました。
引っ越しの内容は同じ訳ですので、意識して安い時期や時間帯を選んだ方が絶対にお得です。
料金が安くなりやすい時期や時間帯については、当ホームページの、引っ越し料金が安くなりやすい時期と時間帯で詳しく解説していますので、ぜひお読みください。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
引っ越し費用の削減しやすさランキングをまとめると、
となります。
第5位と第4位の、転居先までの移動距離と作業員さんの人数は、なかなか変更が難しいと思います。
しかし、第3位のトラックの大きさは、頑張って断捨離できれば、ワンサイズ小さいトラックにして、引っ越し費用を大幅に節約する事も可能です。
第2位の、不用品回収やエアコン関連などのオプション作業費と、第1位の引っ越しの時期と時間帯を意識して節約する事は、誰でも簡単にできますので、ぜひ実行されるのをおすすめします。
色々と工夫して、賢く安く、お引越しなさってくださいね。