新築・中古を問わず、マンション探しで間取り図を見る機会は多いと思います。
その時に、注意すべきポイントを三つ挙げてみました。
ポイント①:専有面積の下限を設定する
間取りも専有面積もしっかり確認
マンション探しを始める時に、とりあえず間取りで探し始める事が多いと思います。
しかし、例えば間取り的には同じ3LDKとなっていても、専有面積は40㎡台~100㎡超えのものまで千差万別。
どんなに狭くても広くても、一部屋は一部屋とカウントされますからね。
60㎡ぐらいの物件と70㎡ぐらいの物件でも結構広さ感は違いますので、必ず専有面積の下限も指定して探す様にしてください。
後述しますが、10㎡で大体6帖一間ぐらいの広さになります。
「この物件妙に安いな?」と思ってよく見たら、想定外に専有面積が狭かったなんていうのはよくある事です。
ポイント②:間取り候補は柔軟に
一つの間取りにこだわり過ぎない
“自分は3LDKの物件が欲しい!”と思っていても、一応2LDK~3DK~3LDK~4DK~4LDKぐらいまでは検索候補に入れておいた方が良いでしょう。
4LDKや4DKであれば、リビングの隣の部屋との間の引き戸を外して、リビングの広い3LDKとして使える事も多いです。
逆に、元は3LDKや3DKだった物件のリビングと隣の部屋を一体化リフォームして、リビングの広い2LDKとして販売されている事例もよく見かけます。
また、3DKと3LDK、4DKと4LDKの違いは結構あいまいですので、あまり間取り表記を信用しない方が良いと思います。
ポイント③:収納スペースの広い物件を選ぶ
収納スペースは収納力が段違い
見落とされがちですが、押し入れやクローゼット、ウオークインクローゼットなどの収納スペースの収納力は、本当に重要です。
特に、床から天井までが完全に収納スペースとなる押し入れは、タンスや本棚などと比べて、上方向の収納に使える空間が段違いに広いです。
布団を収納する場合は、もはや必須と言えるでしょう。
天袋(押し入れ上部の収納スペース)も付いていれば、使用頻度の低い物を収納するのに、本当に重宝します。
クローゼットも、上方向に広く使えるかどうかをチェックしてください。
ウオークインクローゼットも同様です。
引っ越してみて、「何だか部屋が片付かないな…」と思う時は、作り付けの収納スペースが少な過ぎる事が原因かもしれません。
ちなみに、押し入れやクローゼットなどは専有面積には含まれますが、間取り図の「〇〇帖」という表記には含まれません。
間取り図を見た時や物件内覧の段階で、「この部屋広い!」と思っても、収納スペースの無い部屋にタンスや本棚、衣装ケースなどの収納家具を置くと、結局は思っていたよりもかなり手狭になってしまうもの。
「1.5帖分の押し入れ付き6帖間」と「収納スペースの無い8帖間」なら、収納大好きの筆者なら絶対に6帖間を選びます。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
マンションを探す時には、専有面積・間取り・収納スペースの三点を意識する事が重要です。
間取りと専有面積に関してはしっかりと見る方がほとんどですが、その物件の収納力に関しては、意外と見落とされがちなものです。
収納スペースが、引っ越し前よりも引っ越し後の方が狭く、物がしまいきれなくて悲惨な状態になったのは、筆者の実体験です…
くれぐれも、そんな事態にならない様、間取り図を見る段階からしっかりとチェックなさってください。